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» 2020年08月07日 16時29分 公開

荻窪圭のデジカメレビュープラス:人間を堕落させるAF性能 キヤノン「EOS R5」は一眼レフを置き換える新世代ミラーレス一眼 (1/5)

「EOS R5」である。キヤノンのミラーレス一眼主力機、というより「新世代の主力EOS」といっちゃっていい完成度が素晴らしい。

[荻窪圭,ITmedia]

 「EOS R5」である。キヤノンのミラーレス一眼主力機、というより「新世代の主力EOS」といっちゃっていいと思う。1週間ほどしか使ってないけれども、予想以上の完成度で現代のカメラとしてめちゃ魅力的だったのだ。

「EOS R5」

 初代「EOS R」は、「主力EOS」というよりは「傍流EOS」「カジュアルEOS」という感じで、一眼レフEOSを置き換えようという迫力は感じなかった。でも「EOS R5」はそれとは全然違う、ガチで置き換えにきた感がある。

 グリップ感や操作感もすごくしっかりしてるし、カメラとしての完成度に加えて、ミラーレス一眼ならではの良さをきっちり取り入れてきてるのである。一気にここまで完成度を上げてきたか、とちょっと驚いたくらいだ。

EOS R5に24-105mm F4という基本の組み合わせ。ボディのデザインもEOSらしいヘッドの丸みがある

やっぱりボディ内手ブレ補正は素晴らしい

 とりあえず基本的なところからざっくりいくと、イメージセンサーは新開発のデュアルピクセルCMOSセンサーで4500万画素。映像エンジンは新バージョンの「DIGIC X」。これらとRFレンズとの組み合わせで、「EOS最高解像性能」らしい(つまり、約5000万画素のEOS 5Dsより解像性能は上ということだ)。

 いつものガスタンク作例だけど、確かに解像感は高い。

一瞬の晴れ間を見つけて撮影。ディテールの描写力は良い。オートライティングオプティマイザは中、ピクチャースタイルはスタンダードで(24-105mm 24mm 1/640秒 F8 ISO100)

 もちろんRFマウント。電源をオフにしたときはシャッターが閉まるというEOS Rと同じ仕様だ(設定で閉まらないようにもできる)。

レンズを外して正面から。電源オフ時はシャッターを閉めることができる仕様は良い

 センサー周りで注目はなんといってもボディ内手ブレ補正。レンズ内手ブレ補正と合わせて最高で8段分というのだからかなりすごい数字を出してきたもんだと思う。

 ではボディ内手ブレ補正だけだと何段分なのか、となるとこれがちょっとややこしい。レンズによって手ブレ補正段数が変わるからだ。例えばハイエンド標準ズームといえる「RF24-105mm F4 L」だと8段。でも「RF15-35mm F2.8L」だと7段。高倍率ズームの「RF24-240mm F4-6.3」だと6.5段と差がある。レンズの詳細はWebサイトにあるので気になる人は要チェックである。

 で、実際に撮ってみると確かによく“止まる”。これは快適。

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