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» 2020年08月07日 12時30分 公開

話題のビデオ会議用ツール「mmhmm」を使ってみて「これはいいものだ」と感じた理由 (1/3)

コロナ禍のビジネスシーン向けにEvernote創業者が送り出した、ヘンテコな名前のアプリ「mmhmm」を使ってみた。

[西田宗千佳,ITmedia]

 ちょっと前から、「mmhmm」(んーふー)という、変わった名前のソフトが、一部で話題になっている。

 元EvernoteのCEOで、現在はスタートアップ支援企業・All Turtlesの代表を務めているフィル・リービン氏が、自らリードする新しい企業「mmhmm」が開発したアプリだ。何ができるのかは、次のビデオを見ていただくのが分かりやすい。

 要は、ビデオ会議やプレゼンテーションを分かりやすくするためのアプリで、確かにビジュアルインパクトがすごい。

この記事について

この記事は、毎週月曜日に配信されているメールマガジン『小寺・西田の「マンデーランチビュッフェ」』から、一部を転載したものです。今回の記事は2020年8月2日に配信されたものです。メールマガジン購読(月額660円・税込)の申し込みはこちらから

 現在クローズドベータテスト期間中だが、筆者にも試す機会が回ってきた。せっかくなので、ある日に依頼されたオンラインでの講演を、実際にmmhmmでやってみた。その過程から、同ソフトの価値を考えてみよう。

 mmhmmは今もクローズドベータテスト中。とはいえ登録さえすれば、テスターを増やす段階でインビテーションが届く仕組みになっている。この記事を読んで興味が湧いたなら、登録してみてはいかがだろうか。

 なお、残念ながらmmhmmは現状Mac版のみが公開されており、Windows版はない。

プレゼン前提、資料と顔を簡単に合成して配信する「バーチャルカメラ」

 mmhmmの正体とはなにか? 簡単にいえば「プレゼンの機能を備えたバーチャルカメラツール」である。

 バーチャルカメラツールは、PCのカメラと配信アプリの間に入り、カメラからの映像を受け取って加工したのちに、配信アプリへと渡す役割をするもの。有名なものとしては「SnapCamera」がある。mmhmmもそれと同様で、映像を加工して出力するものだ。

 もちろん単体のビデオとして書き出すこともできる。いかにもプレゼンアプリのような画像が出ているが、「On Air」ボタンを押していない(すなわちOff Air)だと、映像は外に流れない。

photo mmhmmの画面。私の顔も入って、プレゼンをビデオ編集したような画面だ
photo だが、mmhmmは「バーチャルカメラアプリ」なので、「Off Air」状態にすると画像は流れない

 これで「あー、そうかー」と気づいた方はかなりカンがいい。mmhmmがやっているのは、プレゼンのために必要な画像処理をワンパッケージにしてバーチャルカメラ化することで、分解すると、

  • カメラからの自分の映像を加工する
  • 背景やプレゼン資料を合成する
  • 1つの映像にして動画として記録する、もしくは「バーチャルカメラ」として配信ソフトなどに出力する

という感じになる。だから、スライドの切り替えなどをしなくても、バーチャル背景合成や顔加工ができるアプリとしても使える。

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